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こんばんは
あっという間に9月に入りましたよ。
しばらく雨が降っていましたが、本日の京都宇治は光がキラキラして晴れ。暑さはありますが、微妙に涼しさを感じます。夜はエアコン無しでも寝られます。秋の足音💖
猫様たちは相変わらず。
ドテー!!の玉緒ちゃん(白黒)↓。彼女は七之助さん(茶白)の目の前に全速力で走りこんで、ゴロン!!アピールがすごい。
七之助さんが気分良くまったりしている時は、そんな玉緒ちゃんに対し結構な勢いで「シャーっ」ってするんですが、たまちゃん、めげない。
本当に「好き好き好きよー!」&「ぺろぺろしてんかー💖!!」のアピールが強烈。シャーもなにも、全く、まーったく!めげない!!!すごいよ…
恋愛でも、難易度高い人を根性でゲットする、驚くような女の子いますよね?そんなタイプ。
だから、一見普通に見える子でも、実は生半可じゃないのよね。すごいポジティブで。
消極女子はぜひお手本にするといい。七之助さんはもうすっかり受け入れているのです。かなり気難しいタイプの猫さんだと思うんだけど…即落ちだった。笑
あ、そうそう、今週もビブリオマンシーしてみました。『宇宙からの手紙』で。
ちょっと読んでみましょうかね。みなさんに響くかな。このブログをご覧の全員向けです。
自分はこれで良い、自分は十分良くやってきた。
自分は今、幸せをかみしめてもいいのだと思えるまで、あとどれぐらいかかりますか?
そう思えるためには何が必要ですか?
プレッシャーを感じないで、ただ考えてみましょう。ゆっくりと時間をかけてください。
『宇宙からの手紙』p.191 マイク・ドゥーリ― 著 ・ 山川絋矢+亜希子 訳
さて、このコロナ禍でじっと読書する時間も増えてきたんですが、占い業界では1970年代~’90年代の本にまたスポットが当たってきているなあ…と感じます。
今回はプチ古書事情。占いに興味がある方向きです。
↓著名人のところにダイアナ妃!時代を感じるわぁ…
当時は占い/超常現象ブームで良書がたくさん発行されて、ほくほくでした。
信頼できる先生が書かれている書籍が乱発されてた時代。夢みたいだった。現在みたいに誰でも本を出せる時代じゃなかったから。
(本屋さんもネットショップなんて存在しない時代だから、立ち読みして買うのが当たり前で、表紙買いしてがっかりも殆どない。)
今活躍されている先生方に影響を与えているような方々が直接雑誌などで寄稿されていて、単行本もたくさんありました。
中でも独走していた『魔女の家ブックス』の熱意が本当にすごかった。
多くの本場海外の専門家の書籍を積極的に翻訳して世の中に出しました。本物を知ってほしいという、木星王先生の執念を感じる。
先生のこだわりは本当にすごかった。毒舌で目が焼けそうな本も出ていた。今ではこれは出せないだろうというものも、一般普及されていた時代。いやまじでヤバイと思う。他者批判がすごい。
私は中古で手に入れたので、実際に書店に並んでいたのか、「通信販売」だったのか知らない。(「魔女の家」は通信販売もいろいろありました。当時では珍しい「魔法通信講座」なんかも!)
「占い読本シリーズ」はどれもすっごい毒舌なのに、松村潔先生のことは、とても高く評価されていました…
そして、当時の本は数々が現在は絶版になっていて値上がりしているものが多いです。レア価値がついているものは爆上がりです。タロットの本はそうでもないですが、魔術の本や占星術の本は一冊につき数万円つける本もちらほら。
中でも『アメリカ占星学教科書/第6巻(小惑星)』なんて、ネットオークションで一冊25000円だって驚かない…。ゴールデンドーンの魔術の本だと上下巻それぞれで45000円とかね。
今は出てない知識の宝庫、理解できます。
特に、↑の小惑星の本は評判を聞くとかなりの良書のようなのですが、私自身、当時も今も手に入れてなくて未読です。読みたいなあ…
’70年代発行とかだと、占星術の本は読み解く時の思想の前提が古くなっているのもよく見られます。特にジェンダーに関しては封建的。
ある占星術の講座に出た時、引用されて「今では同じ天体配置でもそんな風には解釈しない」と言われたこともありました。
さて、魔女の家ブックスではないですが、我が家の蔵書では石川源晃先生の本は個人的に思い入れがあります。東洋占いのように吉凶がバッサリしています。’90年代初頭、初心者の時に初めて本格的な本を手にしたのはこちらなのです。
梅田の紀伊国屋書店で、本の質感に脳内がメルヘンになって(キラキラしたものが好き)😻、実際に購入したところすごく読み応えがあって良かったんですね。だから結局シリーズ揃えました。
いやー、本の見た目で買った自分の軽薄さを恥じた。(…この本、写真では伝わりにくいんですが、実物はもっとパール感が強くて美しいんですよ!)
このシリーズは「実習」が一番基礎なのですが、本の半分が占星暦…っていう。(当時は特に、無きゃ占えないもんね)
星座・天体・ハウスなど基礎知識ももちろん載っていますが、多くのページを割いて手計算でホロスコープを出すやり方の説明が掲載されています。当時の本はおおかた、そうでした…。手計算の方法が書いてある。
かといって、「演習」からだと基本から結構進んでるので、基礎読みたいなら「実習」からなんだけど。
今では手計算で書くなんて、インターネットやPCで一瞬でホロスコープを自動計算できるので想像できないですね…
’90年代の中頃から、ホロスコープを自動計算できる独自ソフトが入ったCD-ROMが付いてくる本がいろいろ出て。2020年代に入った今ではもはやCD-ROMすら付いてないですよね。
URLが書いてあったりQRコードなんかでリンクを飛べばホロスコープ計算してくれるサイトが紹介されている。時代は流れる…!!
…、さて木星王先生の魔女の家ブックスの話に戻ると、占星術の本とは打って変わって、タロットの本といえば、まだプレミア価格は付かないことが多いです。
絶版になっていても金銭的価値が低いままなのは、特に手に入れたいと思う人が少ないってことなのだと思います。
タロットに対する姿勢や、考え方の古さが占星術より如実に表れているってこともあるだろう。
いや、ほんとに変わりましたからね…もうほとんどタロットは、占いって感じじゃなくなってるもんなあ…。
私もたぶん、当時の本が手元になくても、さすがに、わざわざ昔の本を取り寄せたいと思わないだろう。
だってもっと良い本が翻訳されて、正常な値段で購入できるからです。タロットに関しては今の方が豊かなのかも。
それはたぶん占星術よりタロットの方が、初心者が肩の力を抜いて手を出しやすいから人気が出るし、市場原理でおのずと新たな本も出版されていくからなのかなあ…?と想像しています。
けれど、それでも、古書なのに!タロットなのに!値段が上がっている本があるんですね。
ちょっと驚いた。こちらね。
なぜかというと、珍しいからなんですね。トート、ゴールデンドーン、そしてエッティラ(エテイア)のカードに言及されているんですね。幅広い。
目次はこんな感じ。
解説は読みごたえがあってとても面白いです。
後のタロット研究者たちに否定される内容(エジプト起源説等)にも、冷静で客観的な視点を持っていて、うのみにせずにあくまでもそういう記述があるという立ち位置。
数々の古書の中でも、良書だなあと思います。
それぞれのカードに1枚ずつの解説もあります。解説内容はすごく簡潔だから、この本の内容で占うのならばやっぱりある程度の暗記は必要かもしれない。この本単独でタロット一般を身につけるのは厳しいかな。
私自身、タロットを始めたばかりの頃に新品で入手した本のうちの一つですが、手放さなくてよかったなあと思います💖
良書が市場に豊かに流れていた時代。本屋さんの占いコーナーが大好きで学校帰りにしょっちゅう寄り道していた頃。
懐かしいです💖
皆さんの思い出の本は、何でしょうか?